世界三大仏教遺跡のひとつとされるバガン遺跡群。絶景の夕日を見るために、ミャンマー・マンダレー地方域にある古都バガンを訪れました。ガイドブックでもおすすめポイントとして紹介されている見逃せないスポットです。
バガンはミャンマー(旧ビルマ)の王朝が栄えた時代に都だった場所です。
大きく3つのエリアに分けられ、ニャウンウー、ニューバガン、オールドバガンがあります。今回訪れたシュエサンドー・パゴダはオールドバガンにあります。
バガンは世界三大仏教遺跡の中で唯一、世界遺産に登録されていません。前回の申請では却下されており、2017年に再申請予定のようです。仮に世界遺産に認定されれば観光客が増加することが予想されるので、今のうちに見に行くほうが良いかもしれません。また、許可されていない仏塔に登ることは禁止されているので注意しましょう。
▼参考情報
世界三大仏教遺跡のバガン遺跡 世界遺産として申請へ – ミャンマーニュース
ミャンマーのバガン遺跡、仏塔登りを禁止 観光客ら不適切行為 – AFPBB News
ミャンマー・バガン遺跡、仏塔5基のみ昇塔OKに 政令を修正 – AFPBB News
シュエサンドー・パゴダに登るためのチケット(15ドル)
オールドバガンからタクシーを使って16:30にシュエサンドー・パゴダに到着。パゴダの近くには大きな広場があり、パゴダに登るためのチケットを15ドルで購入します。外国人っぽい服装をしているとミャンマー人が声をかけてきます。
定番スポットだけあって、団体バス、自転車、馬車など、多くの観光客で賑わっていました。日没まで時間もないので、さっそく登ります。
シュエサンドー・パゴダの頂上へと続く階段
パゴダは靴を脱いで裸足で登ります。階段の右側に手すりがついていますが、かなり急な階段なので結構恐いです…私は足ガクガクでした。
バガン平原とパゴダ
急な階段を登り切ると、この絶景。地平線が見える〜!!
雄大なバガン平原にはおびただしい数のパゴダが存在しています。シュエサンドー・パゴダの影が長く伸びた景色はとても幻想的です。映画『インディージョーンズ』や『トゥームレイダース』の中に入ったような気分でした。
ダマヤンジー・パゴダ
東側にはダマヤンジー・パゴダが見えます。
記念撮影では国民性も出ますね。日本人や中国人は写真のポーズを恥ずかしがっていて、笑顔もどこかぎこちない…それに比べてヨーロッパや韓国の女性はキメ顔やポーズが慣れてますね。見てるこっちが恥ずかしくなってきます(笑)
夕日を写真に収めようと、立派なカメラを持った観光客がたくさん。Canon、Nikon、Sonyと日本製ばかりで、日本から遠く離れたミャンマーでちょっぴり嬉しく感じました。
タビニュ寺院とエーヤワディー川(旧イラワジ川)に沈む夕日
バガンで最も高いタビニュ寺院とエーヤワディー川(旧イラワジ川)に沈む夕日はとても幻想的で言葉を失ってしまいました。こんなきれいな景色を見たのは生まれて初めてでした。
約1000年前に建てられたパゴダから、神秘的な夕日を拝めるなんてロマンティックですね。兄とじゃなくて、女の子と来たかったなぁ。
10月終わりの日没は17:30あたり。少し雲が残っていて100%のコンディションでは無かったのですが最高でした。
日も沈んだし、そろそろ帰ろうか。
観光客もぞろぞろと階段を降りていきますが、ちょっと待った!本当にきれいな景色が見れるのはここから。太陽が沈んで一番星が見え始める辺りで、2回目の絶景が!空一面に淡い虹色がかかったような、何て言ったらいいのだろう…日本では見たことのないような不思議な空でした。
しかし、帰りは真っ暗なので階段を降りる時は気をつけてください。自転車やレンタルバイクで来た人は帰り道が暗くて危ないので、暗くなるまでいることをおすすめしません。
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